中国の17歳の女優ホアン・ヤンディエンティエン（黃楊鈿甜）が着用したハイブランドの商品と思われるイヤリングを巡って、その父親の汚職が取り沙汰された件で、所属事務所が声明文を公開した。

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子役出身のホアン・ヤンディエンティエンは、2017年にヒットした中国時代劇ドラマ「楚喬伝～いばらに咲く花～」で、主演女優チャオ・リーイン（趙麗穎）の子供時代を演じた。同作の続編と紹介され、先月末にクランクアップした「氷湖重生」ではヒロインに起用された。

ホアン・ヤンディエンティエンは今月11日、中国のSNS・微博（ウェイボー）に学校で行われた18歳を祝う成人式の写真を公開。しかし、身に着けているイヤリングが230万元（約4600万円）相当のハイブランド商品ではないかと注目され、父親が過去に四川省雅安市の公務員だったことから、高額消費の不合理さを問う声がウェイボーに噴出。父親の職権乱用など汚職を疑う声が拡散された。

これに対し、ホアン・ヤンディエンティエンの所属事務所「嘉行伝媒」が16日に声明文を発表。所属事務所およびホアン・ヤンディエンティエンとその家族が、「社会からの合理的な監督は進んで受け入れますが、悪意あるうわさや権利侵害は決して容認しません」と記しており、ネット上でデマを拡散しないよう求めた。

また、ホアン・ヤンディエンティエンの父親も自身のウェイボーアカウントで、これまでの経歴をつづった長文を公開。過去の公務員歴や退職後のビジネスについて詳細を記した上で、ネット上で拡散された話題はすべてデマであることを強調し、「調査や監督を受け入れ、関係部門の捜査に積極的に協力します」とした。また、ホアン・ヤンディエンティエンが着用したアクセサリーも、有名ブランドの商品ではないことを記した。

中国日刊紙「現代快報」は17日、四川省雅安市の規律検査監督委員会からのコメントとして、この件で関連部門が対応中にあることを報じた。（Mathilda）