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中国国家文物局は中国駐米大使館で現地時間16日、紀元前5世紀-同221年の楚の帛書(絹布に書かれた所)の『五行令』と『攻守占』の、米国スミソニアン協会国立アジア美術館からの返還が実現しました。
中国国家文物局は中国駐米大使館で現地時間16日、戦国時代(紀元前5世紀-同221年)の楚の帛書(絹布に書かれた所)の『五行令』と『攻守占』の、米国スミソニアン協会国立アジア美術館からの返還が実現しました。2巻の内容はそれぞれ、四季12カ月の宜忌(吉凶)と攻城と守城の宜忌を記述したものです。
『五行令』と『攻守占』は『子弾庫帛書』の第2巻と第3巻です。「子弾庫帛書」は、中国で発見された最も古い、まとまった内容を持つ典籍としての意義を持つ書物であり、計3巻に分かれて、全文で900字を超えます。同文献は中国古代文字と文献の研究、中国学術史と思想史の研究において不可欠の原典であり、計り知れない価値を持つ唯一無二の存在です。
この帛書は、湖南省長沙市にあった弾薬庫(子弾庫)内の敷地で発見された戦国時代の楚の墓で1942年に出土したため、「子弾庫帛書」と呼ばれるようになりました。この出土は、盗掘によるものでした。「子弾庫帛書」は現在知られる唯一の戦国時代の帛書であり、これまでに発見された中国最古の帛書でもあります。「子弾庫帛書」は出土以来、中国国内を転々とした末、1946年に不法に米国に流失しました。
海外に流失してから79年を経て、この国宝級の至宝はついに祖国へ帰還することになりました。国家文物局はさらに「子弾庫帛書」の第1巻である『四時令』の早期返還の実現に向けて、今後も取り組んでいく方針です。(提供/CRI)
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