国連は15日に発表した報告書の『2025年中間時点における世界経済の情勢と見通し』で、関税引き上げと貿易政策の不確実性が世界経済の見通しを悪化させ、国際社会、特に発展途上国に多くの試練をもたらし、中国も打撃を受けるとの見方を示しました。報告書は今年の世界の経済成長率は2．4％に、貿易の成長率は1．6％に低下すると予想し、各国の政策協調と国際協力が、世界経済の安定と持続可能な発展の促進の鍵になるとの見方を示しました。

中国外交部の林剣報道官は16日の定例記者会見で同件について、「多国間主義と自由貿易は現在、厳しい試練に直面している。事実が何度も証明しているように、経済のグローバル化は歴史の潮流であり、開放と協力は時代の大勢であり、多国間主義は必然の選択だ。中国は各国の企業に市場化、法治化、国際化の一流ビジネス環境を提供することに力を入れると同時に、自国の超大規模市場を世界共有の大市場にすることに力を入れ、恩恵が行きわたる経済の包摂的グローバル化の推進に力を入れている。開放された中国は永遠に世界のチャンスだ」と述べました。（提供/CRI）