低空経済が活況、スカイダイビングインストラクターなどが人気に―中国

人民網日本語版    2025年5月17日(土) 7時30分

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中国でスカイダイビングインストラクターなどが人気になっています。

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中国では今、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」が台頭し、さまざまな新興業態が次々誕生しているほか、多くの人があこがれる新たな職業も生まれている。

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浙江省の建徳千島湖空港の上空3000メートルから、雲の中に飛び込むスリリングなスカイダイビングを楽しむ人が増えている。航空機から客と一緒にタンデムジャンプし、パラシュートを開くのは近年人気の新職業・スカイダイビングインストラクターで、利用者に「情緒的価値」を提供している。


スカイダイビングインストラクターの王家晨(ワン・ジアチェン)さんの会社では、所属インストラクターが当初の4人から今では6人に増えており、インストラクターになりたいという人もますます多くなっているという。王さんの日給は最も多い日で7000元(約14万円)以上で、年収は30万~40万元(約600万~800万円)になるという。

公開されているデータによると、中国の商業スカイダイビングは、2018年の2万回から、2023年には12万回に激増し、スカイダイビング拠点の数も増加の一途をたどっている。

江蘇省南京市の鄒雨婷(ゾウ・ユーティン)さんの仕事は、ドローンの応用シーンをプロデュースすることだ。簡単に言うと、ドローンの機能を増やし、ドローンがさまざまな分野で、もっと活躍できるようにするのが仕事だ。


鄒さんとそのチームは最近、野外で釣りをしている人や水泳をしている人を識別するモデルを作り、大声で呼び掛ける機能をドローンに搭載した。そのドローンの能力がさらに高まると、近い将来、河川の「パトロール隊員」としての業務を担うことができると期待されている。

鄒さんと協力してテストを行う仇涵威(チョウ・ハンウェイ)さんはプロのドローン操縦士だ。仇さんには製品を引き渡す前に消防隊員に技術トレーニングを実施するという重要な仕事がある。

2004年生まれの仇さんはドローン応用技術を専門に学び、数多くのトレーニングやテストを経て、ドローンの操縦士、ドローン引き渡し員、ドローンインストラクターの三つの資格を取得した。


中国民用航空局は今年、中国の低空経済の市場規模は1兆5000万元(約30兆円)に達し、2035年には3兆5000万元(約70兆円)に達すると予測している。低空経済という数兆元規模のブルーオーシャンは多くの若者のために新たな職業の選択肢を提供している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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