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「中国に行く時は空っぽのスーツケースを持っていった方がいい」という書き込みが最近、海外のソーシャルメディアで大きな話題となっている。
「中国に行く時は空っぽのスーツケースを持っていった方がいい」という書き込みが最近、海外のソーシャルメディアで大きな話題となっている。「チャイナ・トラベル」から「チャイナ・ショッピング」に至るまで、外国人の中国における「爆買い」がインバウンドの新たな動向となっている。
中国国家移民管理局によると、今年の「労働節(メーデー、5月1日)」に合わせた5連休中に中国を出入国した外国人の数は前年同期比43.1%増の延べ111万5000人に達した。上海のタクシードライバーは、外国人観光客が増えているのと同時に、そのスーツケースもどんどん大きくなっていることに注目している。データによると、4月30日から5月4日までの5日間、外国人観光客の上海における旅行消費額は前年同期比211.6%増の4億5500万元(約91兆円)に達した。
南アフリカのブロガー・サラさんは海外の動画プラットフォームで、「この財布を見て。全ての柄が手縫いなの。自動で茶を作ってくれる魔法瓶もある。素晴らしいデザインだわ」と、最近行った中国旅行における「収穫」を紹介した。
「購入代行ツアー」を結成して、中国に来て、人気の商品を仕入れる海外の消費者もいる。また、ソーシャルメディアを見ると、あるブロガーは互いに「購入代行」することを提案し、「今週中国に行く人に買ってきてほしい物がある。次に私が行く時は代わりに必要な物を買ってくるから」と書き込んだ。
統計によると、昨年、購入するとその場で税還付される「即買即退」のサービスを利用できる試行地10カ所の税還付規模は前年同期比で22倍増となり、中国全土の出国(境)時の税還付の増加幅の18倍に達した。
決済プラットフォームのデータによると、外国人観光客の中国における消費のうち、現地の商業施設やスーパー、トレンドとなっている文化クリエーティブグッズ、特色あるグルメなどが占める割合が目に見えて高まっている。
「お得+便利」が外国人観光客が中国に来て爆買いする主な理由となっている。では、中国で買い物すると、どれほど得なのだろうか?
イタリア人観光客・マリノさんは江蘇省南京市のショッピングモール・徳基広場で「即買即退」サービスを利用し、店から出ることなく、約1000元(約2万円)を還付されていた。そして、その還付金を使ってパジャマを購入していた。「スマホを少し操作するだけで還付されるので、とても便利。特色ある商品をもっと買いたいと思うようになった」と話す。
江蘇省無錫市内の商業施設の陳友平(チェン・ヨウピン)最高財務責任者(CFO)によると、税還付率11%で計算すると、外国人観光客が1万元(約20万円)の商品を購入すると、その還付額は1100元(約2万2000円)となり、そこから2%の手数料が引かれて、最終的に約900元(約1万8000円)が還付される。陳CEOは「贅沢品や高級電子機器などを購入する消費者にとって魅力のあるサービスで、さらに消費を刺激するのにつながっている」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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