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動物園の「尋ねカピバラ」の懸賞広告が話題になっている。
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江蘇省揚州市の茱萸湾景勝区内にある動物園で飼育されているカピバラの「豆包」が4月3日に脱走し、現在になっても見つかっていないため、同景勝地は5月11日に「尋ね人」ならぬ「尋ねカピバラ」の懸賞広告を出し、話題となっている。
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ただ、ネットユーザーの間で話題になったのは、肝心なカピバラの行方ではなく、その少なすぎる報酬(入園券1枚贈呈)だった。
「豆包」を捕獲するために立ち上げられた動物園の捕獲特別チームは検討の結果、入園券1枚に加えて、米1袋と卵1箱を進呈することを新たに決定し、ネットユーザーに手がかりの提供を求めた。
これまでに公開された情報によると、今回の脱走の首謀者は「霸総」という名の普段はとてもおとなしいカピバラだった。 監視カメラの映像を見ると、「霸総」は4月3日未明、頭を使って窓を突き破ると、共犯者のカピバラ「躱躱」と「豆包」と共に脱走。同日早朝に飼育員が一斉に捜索を始め、まず動物園内の川で悠々と泳いでいた「霸総」を発見した。
中国語の「躱」には「隠れる」という意味がある。その名を冠した「躱躱」はまさに形跡を残さずに隠れる名手。南側の運河まで逃げ切り、飼育員が近づくと水に潜って隠れてしまい、なかなか姿を現さなかった。
その後、飼育員らは毎日運河の沿岸で「張り込み」を続け、4月30日午後になってようやく再び「躱躱」を発見し、捕獲した。「躱躱」は約1カ月間の「逃亡生活」のせいで、体重が2キロも減っていたという。
捕獲特別チームのスタッフによると、現在は春から夏に向かう時期で、気温も過ごしやすく、水草も茂っているため、カピバラの生存には問題がないという。現在までに最後の脱走カピバラ「豆包」の活動範囲をほぼ絞ることができているものの、運河に隣接したエリアであることと、「豆包」は泳ぎがとても得意なため、捕獲は極めて難しいのだという。 スタッフは「逃亡するよりも、帰って来て快適な生活をするのがキミのためだ」と「豆包」に「自首」を呼び掛けた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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