福建省発の軽食「沙県小吃」、サウジアラビアの首都リヤドに出店―中国

人民網日本語版    2025年5月14日(水) 20時30分

拡大

福建省発の軽食「沙県小吃」がサウジアラビアの首都リヤドに出店した。

サウジアラビアのリヤド国際コンベンション&エキシビションセンターで現地時間11日、福建省三明市の沙県発祥の軽食「沙県小吃」サウジアラビア旗艦店がオープンした。これは中国の国民的飲食ブランドが中東市場に正式に進出したことを意味している。オープン初日の売上高は5万元(約100万円)以上で、店内で加工する商品では完売となった商品もたくさんあり、市場のポテンシャルが非常に大きいことが見てとれた。中国新聞網が伝えた。

同日、店内にはオープンを首を長くして待っていた華僑、華人や、一度食べてみようとやって来た地元の人々の姿がたくさん見られた。サウジアラビアで13年仕事をしているという江蘇省出身の周巍(ジョウ・ウェイ)さんは、「和え麺を食べた瞬間、中国に帰った気分になった」と気分を高揚させていた。

オーナーの張世超(ジャン・シーチャオ)さんとサウジアラビアの出会いは、「運命」を感じさせる。沙県出身の張さんはもともとサウジアラビアでインフラ関連のプロジェクトを視察する計画だったが、中国レストラン市場が「空白」となっていることを発見。「『一帯一路』建設により、中国から多くの作業員が来ているのに、現地にはリーズナブルな中国料理のファーストフード店がほとんどなかった」と話す張さんは、そこに商機を見いだし、故郷のグルメをサウジアラビアで提供することに決めた。

メニューを見ると、同店では12ジャンル60種類以上の料理が提供されており、和え麺、ワンタン、煮込みスープといった定番料理のほか、豚肉の代わりに牛肉、羊肉、鶏肉を使用した「ハラル版」の沙県の軽食も打ち出されている。

開店セレモニーでは、サウジアラビアの王族ムハンマド・アブドゥッラー・オマール氏が、軽食を制作する様子を見学し、サウジアラビアの人の好みに合わせてアレンジされていることを称賛。「これらのグルメはおいしいだけでなく、サウジアラビアと中国の友好の証にもなっている。今後、さらに多くの分野で踏み込んで協力することを願っている」とした。

「沙県小吃」管理委員会の関係責任者は、「当委員会は日本や米国英国などの世界知的所有権機関加盟国における商標出願が完了している。商標出願は77カ国・地域をカバーし、『沙県小吃』の海外トレーニングクラスが15回開催されてきた」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携