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12日、台湾の女性ファッション誌・Bella儂儂は、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の見どころについて紹介した記事を掲載した。写真は名探偵コナン 隻眼の残像。
2025年5月12日、台湾の女性ファッション誌・Bella儂儂は、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』の見どころについて紹介した記事を掲載した。
記事はまず、「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』は、重原克也氏が監督を務め、櫻井武晴氏が脚本を担当した劇場版シリーズの第28作目。物語は、雪と風が吹きすさぶ壮大な長野県を舞台に、長野県警の警部・大和敢助(やまとかんすけ)を中心に展開する。敢助はある謎の男を追う過程で、八ヶ岳連峰の未宝岳の雪山で銃弾を受けて左目を負傷し、その直後に雪崩に巻き込まれてしまう」と説明した。
続けて、「その後、奇跡的に生還し職場に復帰。相棒の上原由衣(うえはらゆい)と共に、国立天文台野辺山の研究施設で起きた襲撃事件の調査にあたるが、天文台の巨大アンテナが稼働し始めると、負傷した左目に激しい痛みが走る。同時に、毛利小五郎(もうりこごろう)の元にも旧友『ワニ』から謎の電話があり、雪崩事件に関わる裏の事情を調べているという。驚くべきことに、その調査資料には小五郎自身の名前が含まれていた。2人が会う約束をしたその日、小五郎は江戸川(えどがわ)コナンを連れて現場に向かうが、突如銃声が響き、予測不能な新たな事件に巻き込まれることとなる」とした。
記事は、「日本では公開からわずか19日で興行収入104億円を突破し、23年公開の『黒鉄の魚影(サブマリン)』、24年公開の『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』に続き、シリーズ史上最速で100億円を達成した。さらに、数週間にわたり日本の興行収入ランキングで1位を維持し、人気はさらに加速。台湾のファンの期待も高まっている。まさに『国民的アニメ』としての地位を確立した希少なヒット作である」と評した。
また、「劇場版『名探偵コナン』シリーズは、日常的な推理を超えた『小学生版ミッション:インポッシブル』とも言える。謎解きにとどまらず、毎回スケールの大きなアクションが必ず盛り込まれている。物理法則をを超えるような誇張された展開も多いが、観客はツッコみながらも目が離せない。阿笠博士(あがさひろし)の発明品も007の装備に劣らず、毎回『今回はどこまでやるのか』と期待を裏切らない。今回の舞台は長野県。11年公開の『沈黙の15分(クォーター)』での雪崩シーンに続く新たな衝撃映像に期待が高まる」と述べた。
それから、「同作で主役となるのは、原作漫画に時折登場し印象を残してきた『長野県警3人組』である。彼らは過去に09年公開の『漆黒の追跡者(チェイサー)』にも登場しているが、劇場版シリーズで主役を務めるのは今回が初めてだ。粗野な外見に鋭い推理力を持つ長野県警捜査一課の警部・大和敢助、冷静沈着な頭脳派の警視・諸伏高明(もろふしたかあき)、そして数少ない女性刑事ながら、キレのある動きと鋭い直感を兼ね備え上原由衣。彼らが登場するエピソードは、いずれも質の高い推理劇として定評がある」と言及した。
さらに、「同作のもう一つの見どころは、シリーズ屈指の人気キャラクター・安室透(あむろとおる)が『黒鉄の魚影』以来2年ぶりに再登場する点である。公安警察、喫茶店店員、黒ずくめの組織の一員という三重の顔を持つ彼が、再び物語の鍵を握る存在となる。また、彼と長野県警3人組には因縁もある。安室の警察学校時代の仲間・諸伏景光(もろふしひろみつ)は、諸伏高明の実弟であり、かつて黒ずくめの組織に潜入していた経歴を持つ。しかし、景光は任務中に殉職しており、この過去が劇中で再び掘り下げられるかどうか注目される」とした。
そして、「同作で最も注目すべきは、いつもコナンの麻酔針に頼ってきた小五郎が、久々に『神回』を迎える点である。近年の劇場版シリーズでは負傷して戦線離脱したり、ほとんど活躍のない脇役に甘んじていたりした彼だが、今回は05年公開の『水平線上の陰謀(ストラテジー)』以来、実に20年ぶりの本格的な活躍を見せるのである。その上、同作で100億円超えの大ヒットとなったことにより、名実ともに『100億の男』として返り咲いた。果たして小五郎がどのような名シーンを見せてくれるのか期待が高まる」と述べた。(翻訳・編集/岩田)
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