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中国で50歳以上の出稼ぎ労働者が9470万人に上り、高齢化が進んでいます。
中国国家統計局が発表した「2024年農民工監測調査報告」によると、中国の24年の出稼ぎ労働者(農民工)は2億9973万人に上り、前年より220万人増加しました。過去10年で年平均200万人以上のペースで増加を続けていますが、注目すべきはその高齢化です。24年時点で50歳以上の出稼ぎ労働者は9471万5000人に上り、全体の31.6%を占めています。
出稼ぎ労働者の平均年齢はこの10年で38.3歳から43.2歳へと4.9歳上昇しました。40歳以下の割合は08年の70%から24年には43.7%にまで低下しており、出稼ぎ労働者の高齢化が顕著に表れています。
地域別に見ると、15年から24年の間に中西部で出稼ぎ労働者が大幅に増加しました。中部では1439万人(25.7%増)、西部では1394万人(26.8%増)増えた一方で、東部では645万人減少しました。しかし、東部では24年に増加に転じ、増加総数の39.1%を占めました。
また、全国の出稼ぎ労働者の24年の平均月収は前年比3.8%増の4961元(約9万9200円)で、うち本籍地以外で働く人は5634元(約11万2700円)、本籍地で働く人は4291元(約8万5800円)でした。
雇用面では、全国的に就業状況は安定しており、農村からの出稼ぎ労働者の平均失業率は4.6%で、前年より0.3ポイント低下しました。
政府が発表した新たな方針により、大都市での住民登録条件の緩和のほか、就労、社会保険、住宅、子女の教育といった面で支援が強化される予定です。こうした取り組みが出稼ぎ労働者の生活環境や将来に明るい変化をもたらすことが期待されています。(提供/CRI)
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