中国メディアの観察者網によると、中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技（CATL）は20日に香港証券取引所に上場し、取引が開始される。

公募価格は1株当たり263香港ドル（約4900円）が上限で、1億1800万株を発行する。公開株数の調整オプションやグリーンシューオプションが行使されれば、調達額は最大50億ドル（約7300億円）となる。同社は調達資金の90％をハンガリー工場の建設に充てるという。

SNEリサーチによると、2024年のCATLの車載電池搭載量は前年比31．7％増の339．3GWhで、市場シェアは前年比1．3ポイント増の37．9％。今年第1四半期（1〜3月）の搭載量は前年同期比40．2％増の84．9GWhで、市場シェアは同0．4ポイント増の38．3％。

24年の売上高は3620億1300万元（約7兆2402億円）と前年比9．7％の減収だったが、純利益は同15．01％増の507億4500万元（約1兆149億円）だった。（翻訳・編集/柳川）