拡大
4日、英紙フィナンシャルタイムズは中国の架空輸出が激増していると報じた。中国政府の資本移動規制をかいくぐり、中国国内に資本を持ち込んで高利回りのシャドーバンキングに投資しようとする動きだと見られる。
(1 / 2 枚)
2014年10月4日、英紙フィナンシャルタイムズは中国の架空輸出が激増していると報じた。6日、参考消息網が伝えた。
【その他の写真】
中国の8月期貿易黒字は498億ドル(約5兆4100億円)と前年同月比70%増の急成長を遂げた。しかし問題は輸出統計が信じられるかどうかだ。9月に中国の輸出企業、商社、物流企業200社のマネージャーを対象に実施した調査によると、帳簿だけの架空の輸出が増加していると考えている比率が過去最高の54%に達した。
架空輸出の目的は中国国内に資金を流入させることにある。中国のシャドーバンキングは収益率年12%に達することもある高利回り商品。中国政府は資本移動を厳しく規制してホットマネーの流入を防ごうとしている。そこで輸出の代金という名目で資金を中国に持ち込もうという狙いだ。昨年にも同様の架空輸出の動きが盛んとなり、中国政府は厳しく取り締まると言明していたが、再び活発化している可能性がある。(翻訳・編集/KT)
Record China
2014/9/29
Record China
2014/7/17
Record China
2014/6/14
Record China
2014/1/13
Record China
2014/4/13