BYDが第1四半期に21.4万台を輸出、七つの市場で新エネ車販売トップに

CRI online    2025年5月9日(金) 20時30分

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BYDは2025年第1四半期に前年同期比117.27%増の21万4000台を輸出しました。

中国の自動車メーカーの比亜迪BYD)は2025年第1四半期(1~3月)に前年同期比117.27%増の21万4000台を輸出し、香港、シンガポール、タイ、オーストラリア、ブラジル、イタリア、英国新エネルギー車の販売台数1位を獲得しました。BYDは、技術力と現地化戦略を両輪としたグローバル展開により、世界の自動車業界における競争構造を再定義しつつあります。

香港では2500台を販売し、30%以上のシェアで全ブランド中トップとなりました。シンガポールでは2200台を販売し、タイでは8800台の販売台数で新エネルギー車の1位となりました。

欧州市場でも躍進を見せ、イタリアでは元PLUSや漢EVの先進的なバッテリー技術を武器に、新エネルギー車の販売トップとなりました。英国での販売台数は前年同期比620%増の9300台に達しました。

オーストラリアでは8800台を販売し、新エネルギー車市場で首位となりました。ブラジルでは、2024年通年では7万6000台以上を売り上げ、2025年第1四半期は2万台を超えました。現地市場でのシェアは急速に拡大しており、ブランドの認知度や評価も高まり続けています。

BYDの強みは、電池、モーター、電力制御、車載半導体などをすべて自社開発する技術力にあります。2025年には研究開発費を40%増やし、新たに「メガワット急速充電」技術を発表しました。また、海外に工場を建設し、現地生産体制を強化しています。ハンガリー工場は2026年に稼働予定で、年間20万台の生産を目指しています。こうした現地化の取り組みにより、単なる製品の輸出だけでなく、業界標準の確立にも貢献しています。

BYDが香港やシンガポールなど7つの市場で販売トップとなった背景には、中国の新エネルギー車産業全体の進化があります。BYDの2025年の世界販売目標は550万台で、うち15%を海外が占める見通しです。これは単なる企業の成功にとどまらず、中国製造業の国際競争力が新たな段階へ進んだことを示しています。BYDは今まさに、自動車業界のグローバルルールを塗り替えようとしているのです。(提供/CRI

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