日本植民地時代に消えた韓国文化財が“意外な場所”で見つかる=韓国ネット怒り「日本は泥棒国」

Record Korea    2025年5月11日(日) 11時0分

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8日、韓国・MBCは「日帝時代に韓国内から消えた文化財が日本の美術館の地下にあるトイレ横に置かれているのが見付かった」と伝えた。写真は根津美術館。

2025年5月8日、韓国・MBCは「日帝時代に韓国内から消えた文化財が日本の美術館の地下にあるトイレ横に置かれているのが見付かった」と伝えた。

報道によると、東京・南青山の根津美術館の地下に、朝鮮時代の梵鐘(ぼんしょう)が設置されているのが最近、確認された。鐘は高さ1メートル、重さ300キロで、1690年に朝鮮の雲興寺で作られたものだという説明文が添えられている。もともとは済州(チェジュ)島の今で言う地方官庁「済州牧官衙」の外大門前に1850年から置かれ、時を告げていたものだったという。

それが100年の歳月を経て見付かった場所は、美術館の展示スペースではなく、観覧客が利用するコインロッカーが並ぶ地下で、「すぐ横にはトイレがある」と記事は強調している。美術館を訪れていた韓国人にインタビューすると「トイレ横の空きスペース、階段の下に文化財がぽつんと置かれていて、保存を考慮していない印象で、少し不快に感じた」「略奪されたのか、なぜここにあるのか事実確認は不可能だが、朝鮮時代の遺物なので、もっと多くの人に見てもらえる場所に移してほしい」との声が上がった。

済州道はこの梵鐘の返還を目指し、国家遺産庁との協議を始めたという。ただ、関係者は「返還に向けて努力していく考えだが、容易ではない」と話している。根津美術館側は特に立場を公表しておらず、「梵鐘の返還はもちろん、精密な復元も難航している」と記事は伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「階段の下、それもトイレの横に放置してるなんて、怒りが込み上げる。日本が韓国にした侵略と略奪、蛮行を決して忘れてはならない」「わざとここに置いたに違いない」「日本は泥棒国家だ」「人のものを盗んでいったのなら隠しておけばいいものを、トイレの横に展示するとは、なんと厚顔無恥なのか」「相手国の文化を踏みにじる行為が現在まで続いていることに怒りを禁じ得ない」「日本はこういう国なのに、韓国の金を日本に落としに行く人たちは何を考えているんだ」など、怒りの声が殺到している。

一方で、「報道は盗まれたとは言ってない」「購入したものかもしれない」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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