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中国のオンライン地図サービス「百度地図」のナビ機能使用中に道路などに宣伝広告が表示されるようになったことが物議を醸している。
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2025年5月9日、中国メディアの鳳凰網によると、中国のオンライン地図サービス「百度地図(Baidu Maps)」でナビゲーション機能の使用中に道路上や架空の看板に宣伝広告を表示するようになったことが物議を醸している。
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記事は初めに「今の情報化社会において、あらゆる所で宣伝や広告に囲まれているのは周知の事実だ。ブラウザをちょっと使って検索すれば、初めの何ページ分は広告と宣伝ばかりで度が過ぎている。最近はナビゲーションアプリにまで及んでいるようだ。百度地図のナビ機能を使うと、道路上に巨大な宣伝広告が出現するようになったと多くのユーザーが反応している」と紹介した。
記事によると、ユーザーが百度地図のナビ機能を使ってルート表示モードに入ると、一定の確率で「疲れたら東鵬特飲を飲もう」という中国のエナジードリンクのキャッチコピーが道路上に半透明で表示されるようになった。ユーザーが投稿した画像によると、この広告表示はiPhoneでもアンドロイドでも、スマートフォンの機種やOSに関係なく表示される上に、百度側が道路上に表示するだけでは不十分と感じているのか、道路脇に現実には存在しない架空の立て看板にも東鵬特飲の広告を載せている。
記事は「筆者も以前、ナビゲーションアプリに広告を追加することを考えたが、ガイドの音声に混ぜたり、検索結果の画面に載せるくらいの方法しか思いつかず、しかもそれらの方法はとっくに利用されていて、宣伝効果はそれほどでもなかった。百度地図のプログラマーは強大な想像力を持つ天才だと言わざるを得ない。現時点で百度地図のシェアは70.8%に達している。安定した地位のアプリにこれほど目を引く広告が加われば、効果は抜群で広告主や代理店は拍手喝采だろう」と述べた上で、「今のところ、この広告を消す方法はまだなく、ユーザーが広告を見たくないと思っても、ナビ機能を使わない以外に避ける方法はない。ユーザー側からは、この広告表示が目障りなだけでなく、時々ナビ機能の案内ルートを見えづらくして交通安全の面でも支障をきたす場合があるとの声が多く上がっているが、百度側はこれを機に、将来的に他のブランドの広告宣伝も追加するのだろうか?」と論じた。(翻訳・編集/原邦之)
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