脳の「意志」で機械を操作、中国でBMIの実用化がスタート

CRI online    2025年5月12日(月) 5時0分

拡大

山東省済南市にある実験室では、スタッフが脳波で制御する下肢外骨格を装着し、自らの「意志」によって外骨格を制御して歩行や足上げなどの動作を行うことに成功しました。

中国東部の山東省の省都・済南市にある実験室では、最近、スタッフが脳波で制御する下肢外骨格を装着し、自らの「意志」によって外骨格を制御して歩行や足上げなどの動作を行うことに成功しました。この能動的リハビリテーションシステムは、まひ患者に新たな希望をもたらすとみられています。患者は能動的な「意志による制御」を通じて、リハビリを行うことができ、より効果的に筋力を鍛え、肢体の運動機能が回復できると期待されています。

同ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の技術は非侵襲型と侵襲型の2種類に分けられます。非侵襲型BMIでは、頭皮の表面に電極やセンサーなどを取りつけて脳の活動情報を取得します。取得した情報は質が相対的に低いのですが、操作しやすく安全性が高いなどの特徴があります。一方の侵襲型BMIは、大脳皮質に電極を埋め込むことで、より高精度で複雑な神経制御機能を実現することができます

2024年、中国でBMIの市場規模は32億元(約650円)に達し、年間成長率は18.8%でした。2025年通年では38億元(約760億円)を突破し、2027年は55億元(約1100億円)を上回り、年平均成長率は20%前後になる見込みです。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携