中国・福建省泉州市の結婚仲介所の広告が物議を醸している。中国メディアの観察者網などが8日に報じた。

報道によると、このほど同市内のある結婚仲介所が店先に「全国7日間スピード結婚・証明書取得、ベトナム人花嫁」などと記した広告を掲げ、「低俗な宣伝」「法に触れるのではないか」など批判の声が上がった。

同仲介所はメディアの取材に対し、「広告内容は事実」と認めた上で、「国内のほか外国人配偶者の紹介も行っている。ベトナム人花嫁については合法的な婚姻登記のサポートをしている」と説明したものの、ベトナム人女性のビザや身元などに関する質問には明言を避けた。

中国のネットユーザーからは「良いことじゃないか」「一方は金を出す気があり、もう一方は嫁いでくる気がある。何が悪いか分からない」との声も出ているが、中国では1994年に国務院が発した通知により国際結婚の仲介業は禁止されている。地元の市場監督当局はすでに調査を行っており、「法令に基づいて処理する」としている。（翻訳・編集/北田）