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囲碁
2025年5月8日、中国メディアの観察者網は、今年初めに韓国で行われた国際囲碁大会で中国の著名棋士が反則負けになったルールについて、韓国棋院が変更を行ったことを報じた。
記事は、韓国棋院が7日に最新版の「囲碁競技規定」を発表し、「取った石(死に石)を碁笥(ごけ、碁石入れ)のフタに入れない」行為を「不適切な石の保管」と定める部分に「碁笥のフタに置けない場合は、対局相手から見えるようにその近くに置くことができる」という例外規定を追加したと伝えた。
そして、今回例外規定を設けた背景として、今年1月に韓国国内で行われた第29回LG杯世界棋王戦三番勝負第2局で、中国の柯潔(コー・ジエ)九段が取った石をすぐに碁笥のフタに置かなかったとして反則負けの裁定を受け、翌日の第3局では同様の場面で審判が対局を中断、憤慨した柯九段が途中棄権し、相手だった韓国のピョン・サンイル九段が優勝認定されるトラブルがあったことを紹介している。
このトラブルでは中国囲碁協会が「審判の中断のタイミングが不適切で、対局の正常な進行に影響を与えた」として裁定受け入れを拒否し再戦を要求するも、韓国側がこれを拒否。すると中国協会が以後国内リーグ戦からの韓国選手を含む外国選手の参加停止方針を示したほか、一部国際大会への参加見合わせを発表する対抗措置を取った。4月には中国協会関係者が今月開幕する今年のLG杯に選手を派遣しないことを明かしていた。
記事によると、中国側による反発の大きさから韓国側が2月に入って死に石に関するルール違反2回で反則負けとなる規定を廃止した。一方で、碁笥フタに置かない場合は例外なしに2目のペナルティーを科す規定が維持されていた。今回のルール調整により、例外規定が設けられるとともに「2度の注意を受けた時点で警告を与え、1目のペナルティーを与える」という罰則に変更された。(編集・翻訳/川尻)
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