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広州交易会は今回、中国の貿易の強靭性を示す重要な「窓」となった。
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広東省広州市で開催されていた第137回中国輸出入商品交易会(広州交易会)の会場での展示が5日に閉幕した。中国の貿易の「バロメーター」であり「風向計」である広州交易会は今回、中国の貿易の強靭性を示す重要な「窓」となった。人民日報が伝えた。
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「今回の広州交易会は、過去のどの回よりも来場者が多かったようだ」。会場でこう語ったのは、マレーシア中国総商会中央理事兼国際商務委員会主席、マレーシア三江貿易有限公司の責任者である丁揚崗(ディン・ヤンガン)氏だ。丁氏は1990年秋に父親に従い広州交易会に参加して以来、30年以上一度も欠かすことなく参加し、毎回新たな収穫を得てきた。
広東財経大学商貿流通研究院の王先慶(ワン・シエンチン)元院長は、「第137回広州交易会には外国から28万8000人のバイヤーが参加した。この数字の背後には、複数の経済的シグナルと、グローバルな貿易構造の深いレベルの変化が反映されている」と語った上で、「広州交易会の規模は拡大し続けており、市場の多様化や多国間経済・貿易協力を通じて、外部からの衝撃を防ぎ止めると同時に、貿易パートナーと手を携えて、多角的貿易体制を守る揺るぎない決意を伝え、グローバル・サプライチェーンにおける自らの重要な地位を固め、高め続けている」とした。
格蘭仕集団の梁昭賢(リアオ・ジャオシエン)会長は、広州交易会のブランド展示エリアで「今回の広州交易会で、私たちは主に欧州、南米、そして『一帯一路』共同建設国からのバイヤーに対応した。市場の配置を合理的に調整し、新たな市場を開拓している」と語った。
統計によると、第137回広州交易会の会場における輸出成約見込み額は254億4000万ドルに達し、昨春同期の広州交易会と比べて3%増加した。このうち「一帯一路」共同建設国との成約が全体の6割以上を占め、成約拡大の重要な牽引役となった。
星星制冷の貿易部門の薛新宇(シュエ・シンユー)ゼネラルマネージャーは「新興国から多くのバイヤーが訪れた。特に南米、東南アジア、中東の顧客が多く、欧州のバイヤーからも強い提携意欲が示された。私たちの輸出市場はどんどん広がっている。以前は米国市場に過度に依存していたが、広州交易会は私達により広大な空間を提供してくれた」と話す。今年、同社の対米輸出は約20%減少する見通しだが、欧州とその他の市場の拡大により米国市場の縮小を相殺でき、全体として約10%の成長を見込んでいるという。
ロボットが宙返りをし、武術を披露し、お茶を注ぐ。サービスロボット展示エリアでは、中国のロボット企業46社がサービスロボットの最新の発展成果や川上・川下産業チェーンの状況を集中的に展示し、大きな目玉となった。
今回の広州交易会では、新製品、新技術、新デザイン、新素材、新生産工程が多数登場し、グリーン・低炭素製品やスマート製品が大きな注目を集め、受注拡大や市場開拓を力強く支えた。企業が会場に展示した製品は455万点に上り、このうち新製品が102万点、グリーン・低炭素製品が88万点、スマート製品が32万点を占めた。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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