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中国でデスティネーション・ウェディングやワンストップ式結婚式が人気となっている。
「労働節(メーデー、5月1日)」に合わせて5月1日から5日まで5連休となった中国では、例年通りブライダル市場が繁忙期を迎えた。中国の結婚式の内容はますますオリジナリティーあふれるようになっており、多種多様なスタイルが登場している。
中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルによると、屋外における小規模の結婚式の人気が高まり続けている。また、歴史的・文化的趣のある庭園を結婚式場に選ぶカップルも多い。こうした場所では、オリジナリティーある飾り付けができるほか、よりプライベートな空間にすることもできるからだ。
上海市長寧区のあるガーデンレストランの責任者・欧陽志紅(オウヤン・ジーホン)さんによると、5連休中は昼も夜も結婚式の予約が入っていた。費用は1件につき7万5000元(約150万円)前後で、2026年5月と10月の連休の予約もすでに入っているという。
その他、企画、会場、食事、撮影といったサービスをまとめたワンストップ式の結婚式もカップルの間で人気となっている。浙江省慈渓市の「ワンストップ式」結婚式場の新中国スタイルのホールには、ミストやライトをうまく利用して、雲海に浮かぶ天空の城のような雰囲気を演出したセットがあり、伝統衣装を身にまとった新郎新婦が、司会者が読む漢詩に合わせて登場し、家族や友人に見守られながら、式を行うことができる。
業界関係者によると、「ワンストップ式」結婚式は歌やダンス、マルチメディア・バーチャルと現実を組み合わせる技術を駆使したパフォーマンスなどを組み込むこともでき、新郎新婦はオリジナリティーあふれる結婚式を計画することができるのだという。
それ以外にも新郎新婦とその家族や親族が旅行を楽しみながら結婚式を挙げる「デスティネーション・ウェディング」も一部のカップルの間で人気が高まっている。
上海ブライダル業界協会の施麗君(シー・リージュン)会長は、「長江デルタの若者は特色あるテーマの結婚式を選ぶ傾向があり、フルセットのサービスを好む。中国の結婚式の形式は家族文化と社交的属性を満たしている。25年の市場規模は2兆3000億元(約46兆円)を超える可能性がある」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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