中国メディアの極目新聞によると、4月24日の香港発ロンドン行きキャセイパシフィック航空255便で、乗務員がビジネスクラスに親と搭乗し1人で座っていた3歳男児に、本来は水を提供すべきところ誤って白ワインを提供するトラブルがあった。男児の母親がSNS上への投稿で不満を述べた。

母親によると、飲み物を口にした子どもが「酸っぱい」と言ったため、飲んでみたところ白ワインであることに気づき乗務員に伝えた。乗務員は水を持って来て去った。

母親が他の乗務員に報告した上で医師の手配を強く求めたため、乗務員は機内アナウンスで医師を探した。それに応じた女性医師が子どもに問題がないことを確認したが、心配した母親は30分ごとに子どもの様子を注意深く観察したため眠ることもできず、乗務員からおわびの言葉はなかったという。

キャセイパシフィック航空は7日、「未成年のお客様に誤ってアルコールを提供してしまったことを深くおわび申し上げます」とした上で、社内調査を開始したことと先方に補償案を提示済みであることを明らかにし、乗客およびその家族を適切に支援していくと約束した。（翻訳・編集/柳川）