通学中に行方不明の14歳の女子生徒、7年後に井戸から遺体発見―中国

Record China    2025年5月9日(金) 0時0分

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中国・河南省で、通学中に行方不明になった14歳の女子生徒が7年後に遺体で発見される事件があった。

中国・河南省で、通学中に行方不明になった14歳の女子生徒が7年後に遺体で発見される事件があった。

中国メディアによると、2015年9月、同省信陽市の女子生徒が通学中に行方不明となり、担任教師が保護者に連絡。家族は警察に捜索を依頼し、自身らもポスターを作成するなどして必死に探したが見つからなかった。それから7年後の22年、女子生徒は古い家屋の井戸の中から遺体で発見された。

警察の捜査の結果、魏(ウェイ)被告が殺人の容疑で逮捕された。魏被告は事件当日、車を運転していた際、誤って女子生徒をはねた。その後、女子生徒を車に乗せて近くの小さな診療所に連れて行き受診させたが、受診後に女子生徒が「頭がふらつく」と大きな病院での再度の診察を求めたことで双方は口論に発展した。

魏被告は怒りに任せ、車内にあった鉄の棒で女子生徒の頭部を殴打。倒れた女子生徒を乗せたまま車で実家の村にある長年空き家になっていた古い家屋に行き、女子生徒の息がないことを確認すると家に戻って袋を持ってきた。そこに一部着衣を脱がせた女子生徒を入れ、レンガなどを詰めた別の袋を結び付けた上で、井戸に沈めた。

現場から逃走した後、魏被告は途中で凶器である鉄の棒や女子生徒の衣類を処分した。女子生徒が所持していた携帯電話は持ち帰って家族に使わせていた。法医学鑑定によると、女子生徒の死因は特定されなかったが、窒息または溺死の可能性は排除できないとされた。

なお、魏被告は過去に強姦罪で有罪判決を受けており、事件の3カ月ほど前に刑期を終えて釈放されたばかりだったという。

23年10月に行われた一審では「他人の生命を故意かつ不法に奪い、罪を逃れるために被害者を井戸に沈めて証拠を隠滅し、犯行後は長年逃亡していた。自白してはいるが、犯行手段、状況および結果を考慮すると、情状酌量による減刑は不適当である」として故意殺人罪で死刑判決が下った。

魏被告は判決を不服として控訴したが、その後の二審で原判決が維持され死刑が確定。今年4月30日に裁判所から遺族に対し、魏被告の死刑が執行されたとの通知があったという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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