中国玩具メーカー、「名探偵コナン」のダブルヒロイン設定に関する謝罪文を発表―中国メディア

Record China    2025年5月7日(水) 14時0分

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6日、中国のポータルサイト・淘宝百科に中国の玩具メーカーの「名探偵コナン」とのコラボ製品において「ダブルヒロイン」の扱いをしたことについて謝罪文を発表したとする記事が掲載された。写真は名探偵コナン。

2025年5月6日、中国のポータルサイト・淘宝百科に中国の玩具メーカー・Blokeesの「名探偵コナン」とのコラボ製品において「ダブルヒロイン」の扱いをしたことについて謝罪文を発表したとする記事が掲載された。

記事によると、Blokeesがこのほど発売した「名探偵コナン」とのコラボ製品について、一部のファンからキャラクターの毛利蘭(もうりらん)に対する扱いに敬意が欠けていると不満の声が上がったという。具体的には、彼女が原作の主要ヒロインであるにもかかわらず、灰原哀(はいばらあい)も同様に「ヒロイン」と記されたこと、「ダブルヒロイン」という扱いが原作の設定から逸脱していることなどが指摘された。

一部のファンが中国のSNS・微博(ウェイボー)で、Blokeesの公式アカウントに謝罪を求め、今月6日、Blokeesの公式アカウントは謝罪文を発表。「内容の取り扱いが不適切であり、キャラクター設定やキャラクター像を正確に表現できなかった」として、ファンに対して謝罪した。さらに、「今後は内容審査を強化し、審査プロセスを改善するほか、スタッフの教育と管理を徹底し、同様の問題が再発しないように努める」とし、「知的財産(IP)やキャラクター、そしてファンの感情に対する敬意を忘れず、『名探偵コナン』に登場する各キャラクターの個性と、ファンが抱く理想のイメージを最大限に再現することを目指す」とも記されていた。

しかし、この謝罪文に対しても「どこが間違っていたのか、誰に対する謝罪なのかさえ言えないのに、誰がこの謝罪を受け入れると思っているんだよ!!」「『名探偵コナン』のヒロインは毛利蘭しかいない。この誰でも知っている事実を知らずにコラボ商品を作るなんて、毛利蘭に謝って」「毛利蘭のファンに謝るのはそんなに難しいのか?。関係者は解雇されたのか?。責任者はどう処分するつもり?。このままうやむやにするつもり?」「はっきりしない態度はやめて、自分たちの間違いを明確に説明し、毛利蘭とそのファンに対してしっかりと謝罪して。毛利蘭がヒロインであることをはっきりさせて」との批判が殺到した。

一方で、「暇人ばかりだな」「ユーモア満載のコメント欄だな」「ただアニメを見ているだけで、よくもまあこんなに熱くなれるな」とこうしたコメントを皮肉る声や、「何をそんなに炎上させているの?。灰原がヒロインじゃなければ誰がヒロインだと言うんだ?。アニメはさておき、漫画だけ見れば灰原の登場回数は確実に蘭より多いぞ」「ストーリー的には確かに哀の方がヒロインっぽい…別に主人公の恋人だけがヒロインってわけじゃないだろう。でも、哀ファンはヒロインの座を奪おうとしたわけじゃない。ただの呼び名に過ぎないし」と反論する声も見られた。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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