拡大
6日、中国のポータルサイト・淘宝百科に中国の人気女優・チャオ・リーイン(趙麗穎)が宮崎駿監督作品「もののけ姫」で声優を務めた理由について言及した記事が掲載された。写真はもののけ姫。
2025年5月6日、中国のポータルサイト・淘宝百科に中国の人気女優チャオ・リーイン(趙麗穎)が宮崎駿監督作品「もののけ姫」で声優を務めた理由について言及した記事が掲載された。
記事はまず、「チャオ・リーインが5月の大型連休に公開された『もののけ姫』の中国語吹替版で、主人公・サンの声優を務めた。十数年の演技経験を持つ中国・河北省出身の彼女が、初めてアニメ作品で主役の声を担当し、なんと宮崎監督作品のヒロインを演じることになったのだ」とした。
そして、「制作側は声優の経験ではなく、チャオ・リーインが持つ『野性のエネルギー』に注目した。彼女のややかすれた声と叫び声の迫力は、アニメに登場する山犬に育てられた戦う少女のキャラクターイメージにぴったりである。さらに84歳の宮崎監督は、特別に彼女に一枚のイラスト入りサイン色紙を贈ったそうだ」と伝えた。
記事は、「今回本気で挑んだチャオ・リーインは、アフレコ収録の3カ月前から狼の遠ぼえを練習し始めた。毎日録音を聞きながら獣のような叫び声を繰り返し練習し、喉が充血しても止めなかったという。彼女はもともと役作りに対して非常にストイックである。以前、聴覚障害者の役を演じた時は、撮影中ほとんどセリフを発さず、表情と視線だけで演技を完結させた。今回はそれを超え、声だけでまるで1本の映画をもう一度演じるような挑戦をしたのである」と強調した。
また、「偶然かもしれないが、サンとチャオ・リーインには多くの共通点がある。サンは山犬に育てられた少女であり、チャオ・リーインは約7年間もの間、脇役として苦労しながら下積みを重ねてきた女優である。今、映画やドラマで彼女が演じる女性主人公は、王子に救われることなく、自らの力で生き抜く『狼の姫』と完全に重なっている」と論じた。
そして、「37歳のチャオ・リーインと84歳の宮崎監督が今回共演を果たしたことは、異なる時代の『負けず嫌い魂』がぶつかり合い、火花を散らしたようなものだ。次に映画館で『もののけ姫』のサンの叫び声を耳にした時、それは単なるアニメの音響効果ではなく、1人の女性が十数年にわたる努力で勝ち取った『魂の叫び』なのである」と評した。(翻訳・編集/岩田)
Record China
2025/5/4
Record China
2025/5/2
Record China
2025/4/30
華流
2025/4/29
華流
2025/4/24
Record China
2025/4/26
ピックアップ
この記事のコメントを見る