ジャガイモ米、中国の主食市場に進出

CRI online    2025年5月6日(火) 21時30分

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ジャガイモ米がこのほど中国で正式に発売され、多くの消費者から注目されています。

ジャガイモ米がこのほど中国で正式に発売され、多くの消費者から注目されています。「ジャガイモ米」は新鮮なジャガイモを新しい加工技術で米粒状のでんぷん製品にしたものです。主に新鮮なジャガイモ、韃靼そば粉、トウモロコシの粉とステアリン酸グリセリルなどから製造され、食物繊維、ナトリウム、カリウムなどの含有量の面で、栄養価は稲や小麦と大きな差があります。

「ジャガイモ米」は高カリウム・低ナトリウムというジャガイモの栄養特性を受け継いでいるだけでなく、雑穀を配合することによって栄養価もアップしています。韃靼そば粉を加えることで食物繊維の含有量が大幅にアップし、トウモロコシ由来のカロテノイドが「ジャガイモ米」の見た目を黄金色にし、分解過程が雑穀に近いため、ダイエットを目指す人々にとっては理想的な選択肢となります。同時に、生産過程でジャガイモの中の水分が除去され、本来わずか数日だったジャガイモの保存期間が最長1年ほどに伸び、新鮮なジャガイモは腐りやすいという産業上の難題もクリアしました。

「ジャガイモ米」はひとたび市場に出されると、多くの消費者の関心を引きつけました。一部のショッピングプラットフォームでは、1カ月の注文量が1万件を突破したということです。中でも中国南西部の雲南省昭通市産の「ジャガイモ米」は注目度の高い一品で、現在の価格は1キロ当たり51.5元(約1000円)です。

南京農業大学経済管理学院の朱占国教授によると、中国では2015年に「ジャガイモの主食化戦略」がスタートし、ジャガイモは水稲、小麦、トウモロコシに続く第4の主食となりました。「ジャガイモ米」の開発はジャガイモ産業のさらなる発展に寄与し、米と小麦の需給圧力を分担し、多様化した食品供給システムの形成を後押しします。(提供/CRI

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