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6日、韓国・聯合ニュースは「韓国と日本で販売されているフィギュアが、扇情的かつ特定の地域のイメージを毀損(きそん)しているとして批判されている」と伝えた。
2025年5月6日、韓国・聯合ニュースは「韓国と日本で販売されているフィギュアが、扇情的かつ特定の地域のイメージを毀損(きそん)しているとして批判されている」と伝えた。
記事によると、今年1月から日韓のネット通販で「ドンタン」という名前の女性のフィギュアが販売されている。はやりのネットミーム「東灘(ドンタン)ミッシー」をモデルに、誇張して作られたものだという。「東灘ミッシー」はもともと、京畿(キョンギ)道華城(ファソン)市の新都市・東灘に居住する若くて洗煉された女性のファッションを意味していたが、女性を性的対象化する意味で使われるように変化していった。問題のフィギュアは、胸元を強調した体のラインがはっきり分かる服装で、扇情的に強調されている。日本での価格は1万円前後となっている。
SNSなどでこれを知ったネットユーザーから、当該フィギュアの販売をやめさせてほしいという声が華城市や警察に多数寄せられ、問題が広く認知されるようになった。「女性を商品化している。東灘のマイナスイメージにつながる」「東灘居住者だが、気持ちの悪さと羞恥心を感じている」「表現の自由で治めることができない、深刻な社会的問題だ」などの声が上がり、市に寄せられた苦情・意見は1月中旬からの1カ月間で125件に上ったという。
華城市はこうした声を受け対応を検討したが、名誉毀損、冒とく罪などが成立せず、法的に販売を制止することは困難だとの結論に至り、2月に立場を公表した。市関係者は取材に対し、「警察と共に法的検討を重ね、結論に至ったが、この件と関連して性的被害に遭った場合は支援機関に取り次ぐ。市民の安全のために力を尽くしている」と話している。
この件が話題となり、韓国内の一部のショップでは商品名が「ドンタンフィギュア」から「美女フィギュア」に修正されたという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「夫が会社に行っている間、カフェに集まり夫や義両親の悪口で盛り上がる奧さんたちを表現したのが『東灘ミッシー』だ」「大企業のエリートを捕まえて玉の輿結婚して東灘に住んでいる女性を風刺してるんだよ」「こういう服装の人をモデルに作られたものなのに何か問題が?。フィギュアを作っただけで誰が性的被害に遭うんだ?。被害者は特定できるのか?」など、このフィギュアに問題はないとする声が多数寄せられている。
一方で、「自分も東灘に住んでいるが、こんなのがなぜ東灘ミッシーなのか(泣)」「東灘のデパートで働いてるけど、こんな格好の人を見たことは一度もない」「地域名を商品にされているのだから、東灘に住む女性全員が被害者だ」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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