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中国の習近平国家主席はロシアのモスクワでは9日に開催される大祖国戦争勝利80周年を祝う軍事パレードに出席する。ウクライナは軍事パレード出席の外国の首脳の安全を保証できないと表明した。
ロシアのモスクワでは9日、大祖国戦争勝利80周年を祝う軍事パレードが開催される。中国の習近平国家主席は、この軍事パレードに出席する外国の首脳の一人だ。一方で、ウクライナは軍事パレードに出席する外国の首脳の安全を保証することはできないと表明した。フランスメディアのRFIが伝えた。
ロシアの「大祖国戦争勝利」とは、第2次世界大戦の対ドイツ戦勝利のことだ。ロシア政府はウクライナとの戦闘を5月8日から10日までの72時間にわたり停止すると発表した。しかしウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとウクライナの衝突が継続中であることを理由に、5月9日の伝統の大規模な軍事パレードに参加するためモスクワを訪れる外国首脳の安全をウクライナとしては保証できないと表明した。
AFP通信によれば、ゼレンスキー大統領は「われわれには、ロシアが5月9日に何をしようとしているのか分からない。放火したり砲弾を撃ったりして、我々のせいにするかもしれない」と述べた。ロシア連邦安全保障会議のメドベージェフは副議長は、ゼレンスキー大統領の発言を「言葉による挑発」だとし、ロシアはウクライナに対して5月9日の行事の安全保障を求めたことなどは一度もないと述べた。
ゼレンスキー大統領は、ロシアが外国の首脳を軍事パレードに招待したことについて、「これはプーチンが演出した茶番だ。誰も彼のゲームに付き合うつもりはない。プーチンは孤立状態を終わらせるために甘い雰囲気を演出し、ロシアの友人やパートナーたちに安心と安全を感じさせようとしている」と述べた。
ウクライナはロシアに対して、「全面的かつ無条件の停戦」を要求し、いかなる交渉についても前提条件とすると表明している。ロシア外務省報道官は、「ゼレンスキーは、この神聖な日のパレードと祝賀活動に参加する退役軍人たちの安全を脅かしている」と表明した。
ロシアのモルグロフ駐中国大使は、習近平国家主席が招待を受け入れ、9日の大祖国戦争勝利80周年を祝う軍事パレードに出席すると表明した。しかしドイツは代表を派遣しないことを決定しており、ハンガリーも軍事パレードへの不参加を正式に表明している。
これまでにロシア側から首脳に対しての軍事パレードの招待を受けた国にはカザフスタン、ウズベキスタン、ベラルーシ、アルメニア、タジキスタン、アゼルバイジャン、キルギス、キューバ、スロバキア、セルビア、インド、ブラジル、ベトナム、ブルキナファソなどがある。
一方で、ロシアは日本や、オーストラリア、アンドラ、英国、サンマリノ、モナコ、カナダ、アイスランド、ノルウェーには招待状を送っていない。また、欧州連合(EU)に所属するオーストリア、ベルギー、デンマーク、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、フランス、チェコ、エストニアなども招待していない。(翻訳・編集/如月隼人)
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