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重慶市内の火鍋店で屋外にテーブルを出して営業していたところ、猫が空から落ちてきてテーブルがひっくり返り、客9人がやけどを負った。店は客に誠実に補償することを決めた。猫の「処分」も決めた。
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重慶市九竜坡区内の火鍋(鍋料理)店で2日午後7時ごろ、屋外にテーブルを出して営業していたところ、「猫が空から落ちてきた」。テーブルがひっくり返って鍋の中身が飛び散り、客9人がやけどを負った。店側は客側に対して治療費を全て負担するだけでなく、「精神的補償」や不具合になったスマートフォンの弁償なども行う考えを示し、双方は合意した。店側によると猫については飼い主も分からず、「ある処分」によって損害を賠償させる考えだ。中国メディアの極目新聞が伝えた。
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火鍋店の共同経営者である鍾氏によると、猫がどのような状況で「空から落ちて来た」かは分からない。店は屋外にもテーブルを出して営業しており、猫の落下によりテーブルがひっくり返って、鍋の汁などが飛び散った。鍾氏は「すぐにお客様を病院に連れて行って治療と検査を受けていただきました。食事代を無料にしたほか、精神的損害や衣服の損傷についても賠償して、今後のやけど治療にかかる費用もすべて負担します」と説明した。
ネット上では、店側と客側の合意覚書とされる、手書きの文章が広まった。文章には、店側が客の持ち物や精神的損害についての賠償として計1万3000元(約26万円)、休業補償としては1日あたり100元(約2000円)を支払い、さらにスマートフォン2台の交換費用も負担し、やけどを負った客9人の今後の医療費も支払うと明記されている。鍾氏は、自分が作成した合意覚書に間違いないと述べた。
鍾氏によると、「空から落ちて来た猫」は大騒動になると逃げだした。店の関係者が手分けをして猫を探し出し、全身の広い範囲にやけどを負った状態で保護した。鍾氏らは、このような騒動を起こした猫は、たとえ飼い主がいても名乗り出ないだろうと考えて、猫を動物病院に運んで治療を受けさせた。1日当たりの治療費が1000元(約2万円)程度かかる見込みだが、鍾氏は、「やはりうちの店でけがをしたのですから、何としても助けるべきです。命は命ですからね」と述べた。
また鍾氏らは猫の「処分」も決めた。けがが治れば、店に与えた損失を償わせるために「店の警備員」として働かせるという。
なお、その後の報道によると、猫の治療をした動物病院は、猫の診察治療費を免除することを決めた。すでに受け取った料金も、全額を返却したという。猫は四肢の先端部分のやけどが比較的深刻だが、骨折などはしていない。発熱などの症状もあるので入院させており、状態が安定したら退院が可能という。(翻訳・編集/如月隼人)
— 中国動画 (@RC00547555) May 4, 2025
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