今年は中国の国家湿地公園設立20周年に当たります。中国国家林業草原局はこのほど、中国は20年間にわたり質の高い湿地公園の建設を推進し、国家湿地公園903カ所が設立され、240万ヘクタールの湿地が効果的に保護され、国の重点野生動植物の生息地として十分な空間を提供されたと発表しました。

近年、中国は湿地保護の強化に力を入れ、湿地のリモートセンシング監視システムや巡回管理システムの構築を加速しています。全国の湿地面積の4％に対して、緊急の措置を実施し、絶滅の危機にある湿地資源を保護しました。また、湿地公園の観光や教育などの産業の発展も進められ、現在、約90％の国家湿地公園が無料で開放されており、生態・社会・経済への効果が顕著となっています。

国家林業草原局湿地管理司の董冶副司長は、「第18回党大会以降、中国は累計3700件余りの湿地保護修復プロジェクトを実施し、現在までに、全国の湿地面積は5635万ヘクタール以上で安定している。うち82カ所が国際重要湿地に、58カ所が国家重要湿地に認定されている。湿地の等級管理システムを基本的に構築され、中国の実情に合った湿地保護の発展経験が積み上げられた。さらに、マングローブの保護修復計画も進められており、過去5年間で8800ヘクタール以上のマングローブの造成と、8200ヘクタールのマングローブの修復が行われた」と述べました。（提供/CRI）