中国のSNS・小紅書（RED）にこのほど、東京の路上でわざとぶつかられたと訴える投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者は「事件があったのは新宿のある通り。道幅は十分に広く、すれ違えないわけではなかったにもかかわらず、明らかにこちらの方に向かってきて、ものすごい力でぶつかってきた。（相手は）完全にわざとだった。本当に驚いたが、それでも追いかけて謝罪を求めた。しかし、相手は謝罪するどころか怒り出し、私たちを攻撃し、強く蹴った。私たちはその時、ただ防御姿勢を取っただけで、すぐに警察に通報した」と説明した。

その上で、「驚いたことに、やってきた警察官は私を嘲笑するような口ぶりで『強くぶつかられたの？』と確認した上で、『これは日本のルール。日本では左側通行だから』と加害者を擁護した」と不快感を示し、「最終的に、相手が日本人だったので警察官も完全に相手の側に立ち、私たちがいくら説明しても聞く耳を持ってもらえず、公正な処理どころか、謝罪の言葉一つもらえなかった」と憤った。

投稿者は「すべての過程において本当につらかった。私たちはただ普通に道を歩いていただけなのに、故意にぶつかられ、逆に殴られた。日本では外国人に一切の保障はない。日本の警察は狂ってるのか？」と吐き捨てた。なお、投稿者はぶつかってきた相手とみられる男性の顔が写った写真を小紅書にアップしている。

この投稿には1600件以上のコメントが寄せられるなど大きな反響を呼び、中国のネットユーザーからは「その場で相手をひっぱたいて『お返ししなければ無礼に当たる』と言ってやれ。それが中国のルールだ」「やり返せばよかったのに。日本では先に手を出した方が悪い。やられたらやり返していいんだよ」「警察が帰ってからボコればいい」「日本の警察は基本的に日本人の肩を持つ。こっちが白人でない限りね」「大使館に連絡してはどうか」「日本人が中国人をいじめるのはいつものこと」「日本では見知らぬ人にわざとぶつかってストレスを発散する人がいるらしい」といった声が上がった。

また、日本で同様の体験をしたというユーザーも散見され、「私も思いっきりぶつかられたことがある。最初は偶然かなと思ったけど、いろんな人にわざとぶつかってた」「妻がぶつかられたから引き返してそいつの正面から歩いていってにらみつけたら、相手は目をそらした」「おれもぶつかられたことがあるが、監視カメラのない場所で相手を10分間ボコって、30分間地面にひざまずかせてから解放してやった」「日本人に対しては強気に出ないとだめ」といったコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）