中国の王毅外交部長は現地時間28日、ブラジルのリオデジャネイロでBRICS外相会合第1フェーズ会議に出席しました。

王外交部長は席上、「BRICS諸国は国際舞台で積極的かつ前向きで建設的な力として、平和と発展事業の主軸になるべきだ」と強調し、以下の4項目を提案しました。

第1は、普遍的な安全保障を堅持することです。習近平国家主席が提起したグローバル安全保障イニシアチブを実践しながら、世界各国が相互尊重の前提下で安全保障ガバナンスを共に協議し、公平と正義に基づく持続可能な平和を共に構築し、対抗より対話を、同盟よりパートナーを、ゼロサムゲームよりウィンウィンを実現させる新しい安全保障の道を歩んでいきます。

第2に、積極的に和平交渉を促すことです。客観的かつ公正な立場を堅持し、対話と協議により意見の食い違いを解決し、国連機関の責任履行を支持し、政治的な解決に好条件を作っていきます。

第3に、発展の基盤を固めることです。開放と協力の旗を高く掲げ、多国間貿易体制を堅持し、各国の互恵と融合発展を後押ししながら、普遍的な恩恵をもたらす包摂的な経済のグローバル化を支持します。

第4に、実務的な協力を強化することです。BRICSの反テロ作業部会の役割を十分に発揮させ、情報の共有や経験の交流を強化し、法執行の協力と能力向上を促し、BRICSワクチン研究開発センターを建設し、「BRICS諸国食糧安全協力戦略」をしっかりと実施し、深海や極地、宇宙など新たな領域での協力を拡大しながら、共に手を携えてグローバルな課題に対応していきます。（提供/CRI）