2025年4月28日、韓国・京郷新聞によると、国際通貨基金（IMF）は「韓国の1人当たり国内総生産（GDP）が4万ドルを達成するのは4年後になる」との見通しを示した。

IMFは22日に発表した世界経済見通し報告書で、今年の韓国の1人当たりGDPを前年比4．1％減の3万4642ドルと予想した。IMF基準の1人当たりGDPは20年が3万3653ドル、21年が3万7518ドルと増加したが、22年は3万4822ドルに減少。その後2年間は増加を続け、昨年は3万6129ドルを記録したが、今年は3年前（22年）の水準にも届かないとの見方だ。

また、来年は3万5880ドル、27年は3万7367ドル、28年は3万8850ドルと緩やかに増加し、29年に4万341ドルでようやく4万ドル超えを達成すると予想された。半年前の見通しでは、今年が3万7675ドル、来年は3万9321ドルと推移し、27年に4万1031ドルを達成するとしていたが、見通しがかなり引き下げられた形。政治の不確実性や関税戦争などの影響を反映したものとみられる。

韓国の実質GDP成長率については、今年は1．0％にとどまるとIMFは予想している。ただ、来年は1．4％、27年は2．1％と回復する見通し。28年は2．1％、29年は1．9％、30年は1．8％と停滞すると見通した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「尹錫悦（ユン・ソンニョル前大統領）とトランプ（米大統領）のせいで、もっと遅くなるんじゃないかね」「ちょうど尹錫悦の任期分だけ遅くなったな（笑）」「尹錫悦は2年でこの国の経済を完全に駄目にした」「これが尹錫悦成績の成績表だ」「詐欺師夫婦の最大の業績だよ」「何が4万ドルだ。韓国経済は『失われた30年』に入ったんだ、2万ドルの維持だって厳しい」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）