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中国の街頭に「金のATM」が登場しました。
先ごろからの金価格の変動に伴い、金の売買がますます活発化しています。貴金属店での取引だけでなく、中国東部の上海や蘇州などの都市では、金の回収と購入ができる「金ATM」が登場しています
顧客は売却したい金製品をATMの指定場所に入れるだけで、ATM設備が初回の査定を始めます。金製品の重さや金の含有量、金相場でのリアルタイムの金価格、金製品の価値の見積もり、サービス料の見積もり、サービス料を差し引いた回収価格の見積もりなどの情報が次々とATMのディスプレーに表示されます。
初回の査定を経て、売却したくない場合は後続の操作をやめ、金製品を取り戻すことができます。つまり、金製品の買取価格を無料で査定してもらえるサービスを利用できるということです。一方、初回の査定後、売却を決めた場合は、受取口座番号などを入力して次のステップへ進みます。2回目の査定を経て、ATM内でその金製品が高温で鎔かされ、冷却されます。約30分後に、回収金が受取口座番号に振り込まれます。
金ATMは目下、18金や純金など金含有量が50%以上で、重量3グラム以上の金製品を回収することができます。サービス料は1グラム当たり18元(約360円)です。従来の貴金属店での取引サービスと比べ、金ATMは操作が簡単で、情報公開の透明性が高く一目瞭然であるため、大きな注目を集めています。
金ATMは、金製品の回収サービスを提供するほか、金製品の購入端末でもあります。金豆(通常約1グラムの純金で、豆粒のような形をした小さな金製品)や金インゴット、アクセサリー、金製のブラインドボックスなど、さまざまな商品を提供しています。金のアクセサリー類などは固定価格で、金インゴットなどは金相場のリアルタイム価格で定価が付けられます。最近は金価格の高騰により、金ATMを使って手持ちの金製品を売却する市民が大勢います。金ATMを利用した金の売買は、まるで銀行のATMでキャッシュを出し入れするのと同じように便利だと市民から好評を受けています。
公開された金の消費量推計によると、中国の民間金保有量は1.7トン以上で、その価値は10兆元(約200兆円)を上回ります。中国で金の保有者数は約3億人で、うち9割以上の購入価格は1グラム当たりに350元(約7000円)以下で、中古金製品の取引市場は年間15~20%で成長しています。しかし現時点で、金製品の年間回収量は全体の2~3%に過ぎず、デジタル化により、大きな消費促進が期待されるとのことです。(提供/CRI)
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