「2025年中国宇宙の日」科学普及展が24日に開幕し、銀色の貨物宇宙船「軽舟」が初公開された。プロトタイプの1回目の試験飛行が今年行われる計画で、来年にはフライト・モデルが完成して、宇宙ステーションに貨物を輸送するミッションを実行できるようになる見込みだ。新華社が伝えた。

「軽舟」は、中国科学院マイクロ衛星イノベーション研究院が研究開発した「低コスト、高い信頼性と対応力、スマート」かつ軽量・小型・高速の宇宙船となる。重量は約5トンで、宇宙に向かう際は1．8トン以上の貨物を輸送し、地球に帰還する際には2トンの貨物を輸送できる。

「軽舟」の積載容積は約9立方メートルで、貨物モジュールの体積は27立方メートル。宇宙飛行士の生活物資や科学実験機器、科学ペイロードなどを搭載することが可能だ。モジュールには4段の貨物棚が採用されており、計40の貨物スペースが配置されている。また、特殊貨物のニーズに対応するため、棚には必要なインターフェースも確保されている。（提供/人民網日本語版・編集/KN）