拡大
中国最長の高速鉄道トンネルが貫通しました。
中国西部に位置する陝西省の西安と中部に位置する湖北省の十堰を結ぶ高速鉄道(以下「西十高速鉄道」)の秦嶺馬白山トンネルが23日、順調に貫通しました。同トンネルは全長22.9キロメートルで、現在、中国国内で貫通済みの高速鉄道トンネルとしては最長を誇ります。
「西十高速鉄道」秦嶺馬白山トンネルは中国西部の陝西省西安市藍田県に位置する単線用二筒式トンネルです。順調に施工を進めるため、建設チームは機械化施工システムと精密な平滑発破技術を採用しました。独自開発の転車台により、限られた空間での大型機械作業という課題を解決しました。さらに地質レーダーや先行地質予測、3Dレーザースキャン、ドローンによる傾斜写真測量などの技術を駆使して施工パラメーターをリアルタイムで調整し、工程の品質と安全性を確保しつつ、施工効率を大幅に向上させました。
「西十高速鉄道」陝西区間の15.5本のトンネルのうち、現在までに13本が貫通しており、路盤工事は設計総量の96%を終え、架橋工事も設計総量の96%を終えています。さらに、スラブ軌道試験区間は全面的に施工されており、プロジェクト全体が追い込み段階に入っています。
「西十高速鉄道」の新規路線は全長255.7キロメートル、設計速度は時速350キロメートルで、既存の武漢~十堰高速鉄道(武漢は中国中部・湖北省東部に位置する華中地域の中心都市、十堰は同省北西部に位置する中国自動車産業の主要拠点)に接続されます。「西十高速鉄道」の開通後は、西安~十堰間の所要時間は1時間を切り、西安~武漢間の鉄道移動時間は約2時間30分に短縮される見込みです。(提供/CRI)
Record China
2025/4/25
Record China
2025/4/25
Record China
2025/4/25
Record Korea
2025/4/25
Record China
2025/4/25
Record China
2025/4/24
ピックアップ
この記事のコメントを見る