2025年あの男が帰ってくる!「3年Z組銀八先生」は大人のための童話―中国メディア

Record China    2025年4月28日(月) 12時30分

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中国のポータルサイト・捜狐に今年10月に放送開始予定のアニメ「3年Z組銀八先生」に関する記事が掲載された。写真は銀魂。

中国のポータルサイト・捜狐に今年10月に放送開始予定のアニメ「3年Z組銀八先生」に関する記事が掲載された。

記事はまず、「今年のアニメ界は波乱の年となる。多数の人気シリーズが一斉に続編を発表する中、ある一報が『銀魂』ファンを飛び上がらせた。『3年Z組銀八先生』がついにテレビアニメとして10月に放送開始される。この企画を本格展開へと導いたのは、大崎知仁氏が執筆したスピンオフ小説である。06年に第1巻が発売されて以来、累計販売部数はすでに5500万部を突破している」と紹介した。

続けて、「『銀魂』が架空の江戸を舞台にしているのに対し、スピンオフ小説では銀魂高校での学園生活に焦点を当てている。坂田銀八(さかたぎんぱち)は、授業中に居眠りする神楽(かぐら)や刀でトラブルを解決しようとする土方十四郎(ひじかたとしろう)など、問題児ばかりの教室を相手に奮闘する。おなじみのキャラクターたちが、学園という舞台で新たなコメディーの魅力を発揮するのだ」とした。

また、「今回のテレビアニメ化にあたってキャストは原作アニメからの続投が決定している。杉田智和の脱力ボイスと中井和哉のキレ味鋭いツッコミの掛け合いだけでも視聴する価値があると言えるだろう」としたほか、「最新のPVを見る限り、制作チームは明らかにファンの心理を熟知している。こうした、アニメや漫画(=二次元)のネタを、現実世界のような学園生活(=三次元)に強引に結びつける手法こそが、『銀魂』が最も得意とする次元の壁をぶち壊すギャグなのである」と評した。

さらに、「アニメはオリジナルの設定も加えられている。そこにはチート最強の主人公も、壮大な物語もなく、ただあるのは、永遠に成長しない問題児たちと、永遠に授業を成り立たせないダメ教師だけである。しかし、この『向上心のなさ』こそが、最もいやしてくれる大人のための童話となっている」と言及した。

そして、「今年10月の新作アニメシーズンが到来すれば、『SPY×FAMILY』や『ダンジョン飯』などの大作が、間違いなく激戦を巻き起こすことになる。ただ、ある平行世界では『3年Z組銀八先生』を心待ちにしている視聴者たちがいることだろう。そして、銀八のセリフを思わず涙を浮かべながら笑っているに違いない。笑いですら競争になる時代において、人生を堂々と無駄にできる作品こそ、真の贅沢なのである」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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