中国の耿爽国連次席大使は21日、「今日の世界は動揺と変革が激化し、不安定、不確定な要素が著しく増えている」として、「世界はこれまで以上に多国間主義と外交努力を必要とし、国際の平和と安全を維持しなければならない」と述べました。

耿次席大使はこの日、国連で開催された「マルチラテラリズムと平和のための外交の国際デー」記念イベントで発言し、多国間主義の勢いを立て直す必要があると指摘しました。

耿次席大使は「米国政府は最近、すべての貿易相手国に追加関税を課すと発表し、各国の正当な権益を著しく侵害し、世界貿易機関（WTO）のルールに著しく違反し、世界経済の安定を著しく脅かし、多国間主義の秩序に深刻な衝撃を与えている。国際社会は米国の行為の一国主義、保護貿易主義、経済的いじめの本質をはっきりと見極め、団結と協力を強化し、米国が自身の利益を他国の利益よりも優先することを断固として制止し、各国の発展の権利を共に守り、各方面の多国間主義に対する自信を立て直すべきだ」との考えを示しました。（提供/CRI）