「世界一高い建設中断ビル」とやゆされた天津市の高層ビル、約10年ぶりに建設再開―香港メディア

Record China    2025年4月22日(火) 17時0分

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21日、香港メディア・香港01は「世界で最も高い建設中断ビル」とやゆされていた天津市の高層ビルの建設工事が、約10年の時間を経て再開したと報じた。

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2025年4月21日、香港メディア・香港01は「世界で最も高い建設中断ビル」とやゆされていた天津市の高層ビルの建設工事が、約10年の時間を経て再開したと報じた。

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記事によると、工事が再開したのは、天津市で建設中の「天津117ビル」。完成すれば中国北方地域で最も高いビルとなる予定で、地上117階、高さ596.5メートルの超高層ビルとして08年に着工した。しかし建設は紆余(うよ)曲折を経て、15年に主構造の上棟を終えた段階で資金が途絶え、契約の履行が困難になった。さらに株式譲渡や訴訟などの問題も重なり、工事の再開はたびたび延期されてきた。

その結果、工事中断期間が約10年にわたり、いつしか「世界一高い建設中断ビル」とやゆされるように。現地の不動産市場にも影響が及び、1平方メートル当たりの単価が約4割下落したという。

世界最高の未完成ビル

記事は、今月に入って国有企業の中建三局が建設事業を引き継ぎ、施工許可を新たに取得したと紹介。今月30日に工事が再開する見込みで、27年4月の完成が見込まれていると伝えた。

また、最新の計画によると、総工費は56億元(約1100億円)以上で、建築面積は41万平方メートル、117階建て(地下最大4階)の主塔と東西の3階建ての付属棟からなると説明。完成すれば「世界一高い建設中断ビル」の汚名を返上するとともに、天津の金融都市としてのイメージを回復させる一大ランドマークになるとした。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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