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「2025中日韓漢字共用フォーラム」が20日、第16回国連中国語デーを記念して甲骨文字発祥の地である中国河南省安陽市内で開催されました。
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「2025中日韓漢字共用フォーラム」が20日、第16回国連中国語デーを記念して甲骨文字発祥の地である中国河南省安陽市内で開催されました。同フォーラムは「2025中国(安陽)国際漢字大会」の主要プログラムとして、中日韓の3カ国首脳が合意した相互理解増進の取り組みを具体化するとともに、「2025-2026中日韓文化交流年」の一環として開催されました。
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フォーラム開幕式では、中日韓三国協力事務局(TCS)の李熙燮(イ・ヒソプ)事務局長をはじめ、在中国日本国大使館の臼井将人公使、在中国大韓民国大使館の金辰坤(キム・ジンゴン)公使参事官兼韓国文化院院長、さらに河南省政府関係者が祝辞を述べました。各登壇者はフォーラム開催を祝うとともに、三国間の文化交流協力をさらに深めることへの期待を表明しました。
フォーラムは開幕式に続き、3つの分科会が開催されました。中日韓三国から集まった漢字学者や書道家らは、三国に共通する漢字文化について活発な学術交流を行い、会場では書道の実演も披露されました。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)日本語部記者が、フォーラムに参加した日本からのゲストにインタビューしたところ、日本漢字能力検定協会が運営する漢字ミュージアムの阿辻哲次館長は「甲骨文字の故郷である安陽は、まさに漢字文化の聖地です」と語りました。
阿辻館長は安陽市について、1987年に初めて訪れた時には「田舎町」という印象だったと述べた上で、7度目の訪問になった今回は、「伝統と現代が見事に融合した都市に成長しました」と、驚きを隠しませんでした。また、7年前に同じ会場で実施した『中日韓共通語彙(ごい)集』の編さん事業を振り返り、「漢字が紡ぐ三国の絆を再確認する重要な機会です」とこのフォーラムの意義を強調しました。
書道家の万美さんは「甲骨文字が発見されたこの地に立つだけでワクワクが止まりません」と興奮気味に語り、3度目の訪中でようやく訪問が実現した安陽について「豊かな自然と歴史が調和した特別な場所」と表現しました。今回のフォーラムで初めて中日韓の3カ国の書道家と互いに技を披露できたことについては「大変良い刺激を受けました。今後も新たな機会があれば積極的に交流を深めていきたいです」と抱負を語りました。
「2025中日韓漢字共用フォーラム」は中国文字博物館、日本漢字ミュージアム、韓国漢字研究所の支援を受け、中日韓三国協力事務局(TCS)と河南省人民政府が共催しました。TCS社会文化部の山本智嗣部長は「今回のフォーラムを甲骨文字発祥の地である安陽で開催できた意義は極めて大きいです」と述べ、今月になり中日韓3カ国が合意した「文化交流年」の公式開幕を記念するものであると同時に、「3000年以上の歴史を持つ漢字の源流を3カ国の市民が共有できる象徴的な場になりました」と、開催の意義を強調しました。山本部長はさらに、「安陽の広大な大地から感じ取れる歴史のロマンが、三国間の文化的連帯を強化する相乗効果を生み出しました」と指摘しました。(提供/CRI)
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