世界初の小型原子炉の「玲龍1号」、主ポンプの設置が完了―中国

CRI online    2025年4月18日(金) 14時30分

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世界初の陸上商用小型モジュール式原子炉として海南省昌江リー族自治県で建設中の「玲龍1号」は16日、第1号主ポンプの設置が完了し、冷態機能試験などの重要工程に向けた準備が整いました。

世界初の陸上商用小型モジュール式原子炉として海南省昌江リー族自治県で建設中の「玲龍1号」は16日、第1号主ポンプの設置が完了し、冷態機能試験などの重要工程に向けた準備が整いました。

「玲龍1号」は国際原子力機関(IAEA)の安全審査を通過した世界初の陸上商用モジュール式小型原子炉で、中国の原子力分野における自主技術革新の大きな成果です。

「玲龍1号」の主ポンプは単速直立型全密封ポンプで、高い安全性、完全な密封構造、長寿命などの特徴があり、原子炉システムに安定した流量の冷却水を提供でき、原子炉一次冷却系の中核的設備であることから、「原子炉冷却システムの心臓」とも呼ばれています。

「玲龍1号」は出力が比較的小さく、限られたスペースでも設置可能なため、設置場所の選択に柔軟性があり、ユーザーの必要に応じて適切な場所に配置することができます。関係者によれば、「玲龍1号」は完成後に、発電だけでなく地域暖房、海水淡水化、工業用熱供給などにも利用が可能で、「核エネルギーのモバイルバッテリー」とも称されています。

試算では、「玲龍1号」のユニット当たりの発電出力は12万5000キロワットで、年間発電量は52万6000世帯の電力需要を満たせる10億キロワット時に達します。この発電能力は、二酸化炭素排出量88万トンの削減あるいは植樹750万本分に相当します。(提供/CRI

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