中国が独自開発した小児用磁気浮上型「人工心臓」の移植に成功

人民網日本語版    2025年4月17日(木) 16時30分

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華中科技大学同済医学院附属協和病院は15日、同病院の心臓大血管外科主任の董念国氏のチームがこのほど、3年をかけて独自に研究開発した小児用磁気浮上型両心室補助装置の移植手術に成功したと発表した。

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華中科技大学同済医学院附属協和病院は15日、同病院の心臓大血管外科主任の董念国氏のチームがこのほど、3年をかけて独自に研究開発した小児用磁気浮上型両心室補助装置の移植手術に成功したと発表した。対象となったのは終末期心不全を患う7歳の患児で、人工心臓の補助により安定的な心肺機能を回復している。新華社が伝えた。

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このシングルポンプ式で重さわずか45グラムの磁気浮上技術装置の臨床応用成功は、低年齢・低体重の患児の体内で安定した血液循環系を構築したことを意味する。第1世代・第2世代小児用機械的循環補助では実現困難であった領域に突破口を開き、心不全小児患者の治療に中国発の「心臓補助」ソリューションを提供することとなる。


小児心不全は医学界が長期的に直面している難題だ。チームは理論と実験の検証を重ね、装置を第3世代磁気浮上技術へと進化させた。重さを45グラムに低減し、ポンプ本体の径を2.9センチメートルに縮小した。性能面では、(1)エネルギー消費量を低減し、バッテリー航続時間を延長(2)高い安定性で、患者の緊急搬送などのニーズにも対応可能(3)回転速度の制御精度が高く、1分当たり1500~3600回転を実現ーーという三つのブレークスルーを達成した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)



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