2025年4月17日、中国メディアの新京報は、河北省でマンションの25階から転落した少女が奇跡的に生還したことを報じた。

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記事によると、事故があったのは河北省唐山市の高層マンション。3月27日にこのマンションの25階に住む9歳の少女が勉強のために1人で部屋にいた際、窓を開けようとして網戸が突然緩んだ弾みに、約60メートル下にある7階の屋上部分に転落した。父親が食事を呼び掛けるために部屋に入った時に少女が部屋からいなくなっており、窓が空いていることに気づいたという。

父親が窓の下を見たところ、少女のサンダルが見えた一方で本人の姿は見えなかった。その後、少し離れた場所であおむけに倒れているのが見つかり、両親は「激痛に苦しみながら自力で移動したのではないか」とコメントしている。見つかった時には意識があり、母親によると、女児は母親を見つけた時に、真っ先に「助けて」と言ったという。

見つかった少女は唇や眼部が腫れ上がって紫に変色しており、すぐに緊急搬送された。病院では肺に問題があると診断されて転院治療を勧められ、北京市にある児童医院に移った。検査の結果、腕や眉骨の骨折、胸椎圧迫骨折などと診断され、PICU（小児集中治療室）に入って手術を受けた。その後順調に回復し、4月6日に退院して現在は自宅で療養しているという。

家族は奇跡的に助かった少女について「神様の加護があった。特別な奇跡だった」と語っている。新京報は、網戸にガタつきや緩みがないかを定期的に検査し、問題がある場合には速やかに取り換えるよう呼び掛けている。（編集・翻訳/川尻）