2025年4月15日、中国のSNS・微博（ウェイボー）を運営する新浪のニュースアカウント「微天下」は、中国の電気自動車（EV）大手BYDの日本市場進出が順調に進んでいることを紹介した。

同アカウントは、ガソリン車中心の自動車大国であり、海外メーカーの参入が難しいとされてきた日本で、22年7月に日本市場初の中国産EVブランドとして参入したBYDが高いコストパフォーマンスと先進技術が現地の市場や消費者に評価され、受け入れられていると伝えた。そして、日本自動車輸入組合（JAIA）のデータとして、昨年の日本市場におけるBYDの純EV販売台数が前年比54％増の2223台となり、初めて純EV販売台数でトヨタを上回ったと紹介。現在、東京や大阪、横浜、名古屋、福岡などに店舗を持つBYDが、年内には日本国内の販売拠点を100カ所にまで増やす計画であることを伝えた。

また、フォロワー550万人以上を有する日本在住のブロガー「林萍在日本」も15日、日本におけるBYD車の販売状況について紹介。日本市場でBYD車を購入する顧客の8割が日本人であること、今年の目標販売台数が8000台であること、新たに発売されたSUV車のコストパフォーマンスや性能が非常に高い競争力を持っていることなどを説明している。

そして、「日本で暮らす中国人として、中国のブランドがこのように現地で受け入れられているのを見ると、何とも言えない誇らしさを感じる。これから日本でどんな展開があるのか楽しみ。いつか皆さんが日本を訪れる時、道路を走るたくさんのBYD車を見ることになると信じている」とつづった。

BYDの日本進出状況について、中国のネットユーザーは「数字がすべてを物語っている」「日本でEVを売るって相当大変だと思うけど、素晴らしいね」「まさに技術力の高さを物語ってる」「デザインもカラーも高級感があって素晴らしい」「BYDの実力は永遠に信頼できる」「BYDの価値がますます高まっている」など、称賛コメントを続々と残している。（編集・翻訳/川尻）