ベトナムを公式訪問している習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席は14日午後、ハノイでベトナム共産党のトー・ラム書記長と会談しました。

習総書記は会談で、「今年はベトナム共産党創立95周年、ベトナム建国80周年、ベトナム南部解放50周年に当たる年だ。中国共産党と中国政府を代表してベトナム側に心より祝意を申し上げる」と述べ、「今年は中国とベトナム国交樹立75周年で、『中越人的・文化的交流年』でもある。75年間、国際情勢がいかに変化しても、双方は国家の独立と民族解放の闘争で互いに支持し合い、社会主義建設の事業で手を携えて共に前進し、各自の現代化プロセスでまい進し、社会主義国家による団結と協力の手本を見せた」と高く評価しました。

習総書記はまた、「中越運命共同体の構築には重要な世界的な意義がある」と強調し、中越運命共同体の構築を深化させるために、「よりハイレベルの戦略的相互信頼を増進させる」「より強固な安全保障の障壁を建設する」「より質の高い互恵協力を拡大する」「より幅広い民意の絆を作る」「より緊密な多国間協力を展開する」「より良質な海上連携を実現する」との6点の措置を提案しました。

トー・ラム書記長は、習総書記が両国国交樹立75周年に当たりベトナムを公式訪問することに熱烈な歓迎の意を示し、「ベトナムと中国はいずれも共産党が指導する社会主義国家だ。中国との関係発展は、ベトナムにとって客観的な要求であり、戦略的な選択であり、最優先事項でもある」と述べ、「ベトナム側は断固として一つの中国政策を堅持して、中国が統一の大事業を実現することを支持し、『台湾独立』のいかなる分裂行為にも断固反対する」と表明し、両国関係の持続的な発展を推進することは両国人民の根本的な利益に合致し、時代の流れにも合致するとの考えを示しました。（提供/CRI）