中国のSNS・小紅書（RED）に「日本人の親切さを初めてこんなにも直接的に感じた」との投稿があった。その概要は以下の通りだ。

今年1月の出来事だけど、今でも忘れられない。当時、友人（2人）と東京ディズニーランドで遊んでいて、ちょうどあるアトラクションから出てきたところで、友人が、ある男性が（投稿に添付されている）写真のドリンクを持っているのを見付けて、「あれ、おいしそうだから飲んでみたいね」という話になり、男性に「どこで買ったのですか？」と聞いてみた。

男性は大体の場所を教えてくれたけど、私たちはよく分からなかった。私たちが日本語じゃない言葉を話していることに気付いた男性は「どちらから来たのですか？」と質問してきて、私たちが「中国です」と答えると、一緒にいた女性の1人を呼び寄せて何かを伝えた。すると、その女性は1人でどこかへ行ってしまった。その時は、何を伝えたのか聞き取れなかった。

その後、男性が話しかけてきて「娘に買いに行かせたんですよ」と言い、さらにごちそうすると言ってくれた。その瞬間、本当に言葉にできない気持ちになった。私たちは何度も「大丈夫です」と断ったけど、彼の娘さんはもう買いに行ってしまっていた。本当はただどこで買えるのかを聞きたかっただけなのに…。

彼は私たちに中国のどこから来たのかを尋ね、自分たちは横浜から家族で来たことを教えてくれた。この時初めて、後ろの椅子に座っていたお年寄り2人と子ども数人が彼の家族だと気付いた。本当に大家族で来ていて、見ているだけで幸せそうだった。それからしばらくして、娘さんがドリンクを3杯買ってきてくれ、私たちは猛烈に感謝を伝えた。

彼らと別れた後も、私たちはまだ「世の中には本当にこんな人がいるんだ、こんなことがあるんだ」と感動していた。日本には何回も行っているけど、日本人の親切さをこれほど感じたのは本当に初めてだった。（翻訳・編集/北田）