日中の芸術家が共演、作曲家の和田薫氏が創作した交響組曲「詩意江南」―中国メディア

人民網日本語版    2025年4月14日(月) 20時30分

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大阪のザ・シンフォニーホールで8日、満席の中、日中両国の芸術家が共演する「『和・合』之声音楽会」が開かれた。

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大阪のザ・シンフォニーホールで8日、満席の中、日中両国の芸術家が共演する「『和・合』之声音楽会」が開かれ、交響組曲「詩意江南」の旋律が流れた。中国の民族音楽と西洋音楽の要素を融合させた交響組曲「詩意江南」は今回の演奏会で世界初演となった。新華社が伝えた。

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「詩意江南」は日本の著名な作曲家・和田薫氏が、中国の南京などでのモチーフ探しや体験を経て、2年の歳月をかけて創作した。「山」「水」「城」「林」「和」の全5楽章構成で、中国・江南地方の自然、人、文化の風景を描き出している。

演奏会当日は指揮者の飯森範親氏の指揮の下、南京民族楽団と日本センチュリー交響楽団が息の合った共演を披露。中国民族楽器と西洋楽器が見事に融合し、この交響組曲を完璧に表現した。


和田氏は「中国の民族音楽と西洋の管弦楽を融合させた作品の創作は非常に面白かった」と語る。南京を3回訪れて、風景、樹木、寺院、城壁などを見て回り、現地の江南文化の要素から「詩意江南」創作のインスピレーションを得たという。

和田氏は「最終楽章『和』に日中両国の和やかな共生への願いを込めた。この作品が日中友好の架け橋、紐帯になってほしい」と語った。


指揮者の飯森氏は「日中両国の言語や文化には多くの共通点があり、今回の演奏では両国の芸術家達の間に生じた『化学反応』を明らかに感じることができた」と語った。


コンサートでは、南京民族楽団が「百鳥朝鳳」を演奏。日本在住の二胡奏者・張濱氏や琵琶奏者・葉衛陽氏らが「賽馬」など中国の名曲を演奏し、会場には熱烈な反響が巻き起こった。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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