中国に来る外国人観光客が増えないのはなぜ?―中国メディア

Record China    2014年10月2日(木) 6時37分

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30日、中国メディアの騰訊網は、「外国人はなぜ中国旅行にハマらないのか?」と題した記事を掲載した。写真は長城。

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2014年9月30日、中国メディア・騰訊網は、「外国人はなぜ中国旅行にハマらないのか?」と題した記事を掲載した。

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国慶節(10月1日)の大型連休には、多くの中国人が海外旅行に出かける。しかし、中国を訪れる外国人観光客は、この2年間減少傾向にある。中国人観光客の海外消費額は伸び続けていることから、貿易赤字ならぬ旅行赤字は拡大する一方だ。

では、なぜ中国を訪れる外国人観光客が減ったのか。世界経済フォーラムが発表する「旅行および観光競争力レポート」によると、144の国と地域のなかで、中国の観光資源は自然資源が5位、文化資源が15位と上位に入っている。しかし、旅行観光施設は101位、環境維持は109位、旅行観光業界の親和性は129位と下位にランク付けされている。

中国では、旅行インフラの整備不足や国際レベルのホテルの不足、観光客に対するサービス精神・友好的態度などの欠落が大きな問題になっている。多くの国で中国人観光客が所有する銀聯カード(中国のクレジットカード)の利用を認めているが、中国では外国人が使えるATM(現金自動預け払い機)があまりに少ない。さらに深刻な大気汚染もあることから、中国旅行は外国人にとって以前ほど魅力的な存在ではなくなっているようだ。

この記事に対し、中国のネットユーザーからは「中国に何を見に来るんだ。歴史的建造物はほとんど壊されてるし、歴史文化も破壊されているのに」「中国人でさえ、国内を見限って外国に行くんだ。外国人が何のために中国に来るというのか」といった辛辣なコメントを寄せられている。(翻訳・編集/本郷)

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