拡大
2007年7月5日、中国の6月期の統計によると、災害被災人口は9661万人、死者309人など、例年同期をやや上回る結果となった。
(1 / 2 枚)
2007年7月5日、中国民政部は6月期の災害統計を発表した。被災人口は9661万人、死者309人、行方不明48人、避難者181万人と例年同期をやや上回る結果となった。
【その他の写真】
発表によれば、今年6月期の自然災害は洪水・崖崩れ・土石流・地震・干ばつ・大風・雹(ひょう)害などが挙げられる。これらの災害により、1292万ヘクタールの耕地が被害を受け、うち84万ヘクタールで収穫が絶望的となった。住宅への被害は倒壊が28万部屋、損傷を受けたものが83万6000部屋となった。直接的な経済被害は232億6000万元(約3720億円)に上る。
民政部は今年6月期の災害の特徴として5点を上げた。第1は、全国の大河の洪水被害などは少なかったが、南方の大雨による洪水・土砂崩れの被害が深刻だった点。第2は、遼寧省・吉林省・内モンゴル東部地区に、6月期としては史上まれにみる深刻な干ばつが襲来した点。第3は、雲南省プーアル地区の大地震、ミャンマーの地震など大規模な地震による被害があった点。第4に、中東部地区に大風・雹害が頻発した点。第5に森林火災と海洋災害が極めて少なかった点だという。(翻訳・編集/KT)
ピックアップ
この記事のコメントを見る