<日中対立>日本と中国、どちらが勝った?答えは両国ともに敗者―中国紙

Record China    2014年9月29日(月) 6時30分

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26日、環球時報は中国社会科学院日本研究所の馮昭奎(フォン・ジャオクイ)研究員の署名記事「日中はともに敗者となった、日中のどちらが損をしたかを議論しても意味がない」を掲載した。資料写真。

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2014年9月26日、環球時報は中国社会科学院日本研究所の馮昭奎(フォン・ジャオクイ)研究員の署名記事「日中はともに敗者となった、日中のどちらが損をしたかを議論しても意味がない」を掲載した。

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延々と続く日中の対立。どちらの損が大きいかを議論する人も多いが、意味があることだろうか。日本も中国もどちらも敗者だ。漁夫の利を得たのは中国をけん制し日本に言うことを利かせやすくなった米国だけだろう。

中国の産業チェーンはローエンドに集中し核心技術を海外に頼っているが、日本はミドルレンジ・ハイエンドに強く技術力も高い。両国の経済関係は極めて相補的で関係悪化は中国にとってマイナスだ。

また日中関係が悪化しているからといって、日本の長所まで否定する必要はない。環境汚染対策、食品安全保証、原発事故の教訓など中国が学ぶべき課題は多く、日中は多くの分野でウィン・ウィンの関係を築ける。

「政冷経熱」という言葉がある。政治的な関係はうまくいっていなくても経済関係は順調だった日中関係を指す言葉だが、政治的な対立が続いたとしても再び「経熱」の関係が出現することを期待したい。(翻訳・編集/KT)

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