中国経済は崩壊せず、「シャドーバンキング」は国内で吸収=2050年、世界GDPの半分はアジアに―アジア開銀研究所長

Record China    2014年9月29日(月) 8時5分

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26日、吉野直行 アジア開発銀行研究所長 は日本記者クラブで講演し、「アジアの世界GDPに占める割合は2013年の38%から50年には50%に拡大する」と予測。中国経済について、シャドーバンキングが原因で中国経済が崩壊することはない、との見通しを示した。

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2014年9月26日、吉野直行 アジア開発銀行研究所長 (慶応大名誉教授)は日本記者クラブで講演し、「アジアの世界GDPに占める割合は2013年の38%から2050年には50%に拡大する」と予測。中国経済について、シャドーバンキング(影の銀行)が原因で中国経済が崩壊することはない、との見通しを示した。

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アジアの世界GDPに占める割合は2013年の38%から2050年には50%に拡大する見通しだ。アジアの持続的成長のためには(1)政治的な安定と混乱のない社会情勢、(2)マクロ経済の安定性、(3)道路、空港、電力などインフラの整備、(4)教育投資、医療の充実、(5)資本・貿易の自由な動き、(6)ガバナンスの確立と自由な動き(7)成長の成果がすべての人に及ぶこと―などが必要となる。

アジア各国では 貯蓄率が高いが、貯蓄が国内にとどまらず、欧米やシンガポールに預けられて、金利の安い国債などで運用され欧米が儲けている。アジアには金利の高い短期資金が還流されて各国の繁栄につながりにくい。膨大な国内貯蓄を国内投資への運用する必要がある。そこで中国が提唱しているのがアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立による資金供給である。成長するアジアのインフラ構築を促進するためには、資金が足りない。アジア開発銀行(ADB)が教育などソフト面への融資が中心になるのに対し、AIIBはハード・インフラに力を入れていくことになる。

中国の地方政府の財政収入のうち、土地関連は40%に達する。シャドーバンキング(影の銀行)問題について、地方の金持ちが投資したが、この人たちが損したもので、国内社会で吸収されている。シャドーバンキング(の焦げ付きが)原因で中国経済が崩壊することはないだろう。(取材・編集/SK)

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