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直径1メートルの「春の茶わん」がまもなくテレビで披露されます。
中国の旧正月が2024年12月4日、ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録されました。中国中部に位置し、古くから陶磁器の生産地として有名な江西省の景徳鎮ではこれを祝い、記念するため、陶磁器芸術作品「春の茶わん」を創作しました。
この茶わんは正徳(しょうとく)わん(中国明代の正徳の時期に作られたもので、黄色と緑のコントラストが美しいことが特長)の形をなぞっており、わんの本体を囲んで「五福臨門」(福、禄、寿、喜、財の五つの祝福を表す)の異なる五つの福文字が描かれており、人々の素晴らしい生活へのあこがれを託しています。装飾には洗練された青花斗彩陶磁器工芸が用いられ、「窓花」、「獅子舞」、「爆竹」など春節の六大風習を巧みに織り込んでおり、明るく鮮やかで、喜びにあふれた色彩の画面は春節のにぎやかな雰囲気を表現しているだけでなく、平和、調和のとれた中華文明の理念も伝えています。
この茶わんは直径1メートル、高さ44センチで、春節の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」登録元年と、中国の計44項目がユネスコ無形文化遺産リストに登録されていることを意味しています。制作には超大型作品の無形文化遺産継承者である呉江中氏が当たっています。また、茶わん作りを成功させるため、10人以上の無形文化遺産継承者が共同で制作に参加しました。
1メートルの茶わんの制作には、従来はろくろ回しから最終焼成まで少なくとも2カ月半かかっていましたが、今回はデザインから制作まで1カ月足らずという、厳しい時間的制約があり、期限通りに質の高いものを作り上げるため、チームは精一杯頑張りました。
多くの人の知恵と心血が凝縮されたこの茶わんは、2025年の中国の恒例の年越し番組「春節の夕べ(春晩)」で披露されます。(提供/CRI)
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